ADHDに向いてる仕事はいったい何?
ADHDは注意欠陥多動性障害と呼ばれる発達障害の一種です。
発達障害が近年注目され社会にもようやく認知が広まってきましたが
その特性や対処についてはまだまだ周囲に理解されているとは言いがたい
状況です。
職場で落ち着きがない、簡単な仕事でもよくミスをする、優先順位がつけられず物事を同時にこなせないなどの特徴がある場合はADHDの可能性があります。
ADHDは先天性の脳機能障害であり、脳の前頭葉の発達に偏りがあると考えられています。
そのため記憶を司るワーキングメモリが定型より小さかったり、注意力や衝動を抑える神経伝達物質の分泌が少なかったりすることで、普通の人が
自然にできることも困難に感じてしまうのです。
そんなADHDの方は社会に出て働くようになると、その特性により仕事がうまくいかなくなったり周囲とトラブルになって人間関係が悪くなってしまうことが多いです。
その結果うつ病などの2次障害を併発し社会復帰が困難になることもあります。
そうならないためには何よりも自分の特性と向き合い、向いてる仕事と環境を見つける努力をすることです。
一般的にはADHDに向いてる仕事は専門職で尚且つ細かい雑用が必要ない
ものです。
プログラマーや設計士などの専門職で人との交渉を必要としないか別の人にやってもらえるものでもいいし大学教授や作家など人に管理されず自分の才覚が生かせるのもおすすめです。
または整備士などは習得には時間がかかりますが慣れてしまえば普通の人以上に活躍できる可能性があります。
逆に短時間で要領よく複数のことをこなさなければならない接客や総務などの事務は避けた方がいいでしょう。
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ADHDを自分で改善するには
ADHDをはじめとする発達障害については、症状にも自分ではなかなか気が付きにくく、対処の仕方もよくわからないというケースが非常に多いです。
周囲になかなか相談できる人がいないというのも、改善を難しくしている要因となっています。
本当は専門家に相談できればいいのですが、どのように相談すればいいのかもよくわからないですよね。
このように、なかなか相談できる人がいないという時には、
自分で症状を改善するための方法を勉強するということも大切になってきます。
複数の方が発達障害を改善するために活用したマニュアルもありますので、
誰にも相談できずに悩んでいる方は一度目を通してみるといいかもしれませんね。